🏥 当院でのWBI（体重支持指数）

評価法 ■ WBI（体重支持指数）とは WBI（Weight Bearing Index）は、体がどの程度しっかり体重を支えられているかを数値で示す指標です。

主に下肢の支持能力・筋力バランス・回復度を確認する目的で用いられ、 リハビリやトレーニング効果の「見える化」に役立ちます。

■ 当院の評価方法
当院では、清泉クリニックリハビリテーションセンターの評価法を参考に、
**大腿四頭筋（太ももの前側の筋肉）**の筋力を用いてWBIを測定しています。

レッグエクステンションマシンを使用し、片脚ずつ筋力（ポンド）を測定。 その値を体重で割り、次の式で算出します。

WBI=大腿四頭筋筋力（kgf）/　体重（kg）×100

これにより、体格差を補正しながら筋力バランスや回復度を定量的に把握できます。

■ WBIの目安と運動機能の関係 WBIの値は「どのくらいの動作が可能か」の目安になります。

 WBI値機能レベルの目安状態の説明
・1.2　社会・スポーツ活動レベル安全に運動・スポーツが可能
・1.0　走行レベル地上での活動に支障なし
・0.8　日常活動レベル通常の生活動作が可能
・0.6　歩行レベル軽度な不調・疲れやすさあり
・0.4　杖歩行レベル支持力が不足、補助が必要

■ なぜ大腿四頭筋で測るのか 大腿四頭筋は、立つ・歩く・階段を上るなどの下肢支持の要となる筋肉です。 この筋力が低下すると、膝・股関節・腰などに負担がかかり、 慢性的な痛みや姿勢の崩れにつながります。 WBIを使うことで、「体重支持力の低下」＝不調の根本原因を数値で見える化し、 回復に向けた的確なアプローチが可能になります。

■ 測定の流れ
1️⃣ カウンセリング・不調チェック
2️⃣ レッグエクステンションによる片脚筋力測定
3️⃣ WBI算出と左右比較
4️⃣ 結果のご説明と改善プランのご提案

■ 当院の目的
数値で“体の土台”を見える化し、根本改善へ導く。 WBI評価を通して、
「今の状態」→「改善の方向性」→「成果の実感」を共有しながら、
一人ひとりに最適なリハビリ・トレーニングを提案いたします。

※簡単に説明すると体重の60％以上の筋力がないと
「人間は不調をきたしやすく、一時的に改善しても戻りやすい」
ということです。

当院では不調の無い状態を目指すためにWBIを参考に、戻りにくい体つくりまでサポートしています。