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青森リハビリ整体院にて

- 対応出来る不調 -

顎関節症(口が開かない、噛むとあごが痛む)

発生メカニズム

 顎関節症は一つの原因で発症することは少なく、複数の要因が重なり発症することが多いと言われており、男性より女性の方に多く、2倍から8倍ほど違うという報告もあります。主な要因を解説していきます。

 

▷TCH(Tooth contacting habit:日中の生活の中で無意識に行なわれる上の歯と下の歯の接触させる習慣のこと)

通常、上下の歯には隙間があり上の歯と下の歯が触れ合っている時間は1日20分以下と言われております。しかし、顎関節症の方は80%以上の方においてTCHが20分以上であると報告されており、必要以上に噛み締めてる場合が多いです。噛み締める習慣として以下が挙げられます。

①歯並びを気にしている(矯正歴がある) 

②虫歯を放置していた事がある(左/右だけで食物を噛み癖がある) 

③緊張しやすい性格 

④趣味・スポーツ
卓球・バトミントン・テニス・ゴルフ・野球の様な道具を使ったスポーツやサッカー・バスケット・ラグビーの様なコンタクトスポーツ、陸上の投擲や短・中距離走のスポーツ歴がある方は、そうでない方と比べると噛み締めていた/噛み締めている事が多い傾向にあります。
また吹奏楽でのサックスやフルートといった楽器の演奏歴がある場合、噛む習慣に繋がることもあります。

▷顎に負担がかかる習慣動作

頬杖をつく、爪を噛む

▷精神的ストレス

心理社会的ストレス

人生のステージの中で起きるものであり、学業やスポーツ、家庭内・職場内などの社会生活を通して、本人と他者(家族、友人、知人、他人、職場の同僚・上司・部下など)との関りの中で生じるストレス全般を指します。年代・立場や本人の性格により感じるストレスは千差万別であり、自覚出来ているストレスから自覚できず身体化(心理的負荷により意識・無意識下で生じる身体症状)≠噛む習慣を起こしている人もいます。

▷歯ぎしり

上記スポーツ歴やストレスにより、夜間に歯ぎしりが生じる場合があり、顎関節症の要因になると言えます。

 

▷モニターを見る習慣

口を開けたまま力を抜いて顎を引いて下さい→歯と歯がコツっとぶつかりませんでしたか?PCやスマホ・タブレットなどを操作する際も上下の歯がぶつかっている事が多く、噛む習慣に繋がります。

 

▷セルフチェック

・口が大きく開けられない(自分の指を閉じて縦にした人差し指から薬指の3本が入らない)

・口を開ける際に音が鳴る(キシキシ音・ジャリジャリ音など)

・口を開ける時に痛みがある

・口を閉じた時に痛みがある

・朝起きた時にあごが周りの筋肉が張っている・疲れている

→1つでも当てはまった方は顎関節症の可能性があります。

 

▷セルフケア

①噛んでいる事を自覚し、噛まないように意識付けする

※PCモニター横に注意喚起の張り紙をしたり、スマホなど使用する時間を制限するアプリを試してみて下さい。

②寝始めは、仰向けで寝る習慣を身につける

※うつ伏せや横向きの場合は歯と歯が重なっている時があります

③側頭から咬筋にかけて【 かっさ 】などのプレートでこする

などが挙げられます。

 

▷顎関節周囲に不調がある場合の当院での主な対応

①立毛筋反射や脈圧差などを確認し、自律神経の状態をチェック

②噛み癖による頚部回旋可動域の左右差をチェック

③胸椎の柔軟性をチェック

→関節・筋膜・神経・背骨の問題に対応して整体します。


※顎関節症でお悩みの場合「青森 顎関節症外来」で検索すると専門医にかかる事ができます。まずは医療機関を受診し、症状が改善するかどうか経過をみて下さい。当院HPのセルフケア等でも改善しない場合、ぜひお問い合わせ下さい。その他に考えられる要因(姿勢・習慣など)を詳しくチェックさせていただきます。

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