頚椎の機能解剖
頭の骨(後頭骨)の下に、首の骨(頚椎:Cervical vertebrae)は7個あります。
後頭骨(occiput)を0番として頚椎の1番,2番のように呼んでおります。
頚椎の1番(atlas)と頚椎の2番(axsis)は上位頚椎と称します。
頚椎の3番から7番には名称はなく、C3~C7と称します。
頚椎の特徴として下位頚椎に対し、上位頚椎の関節運動は機能が異なります。
主にうなずいたり(屈曲運動)、反らしたり(伸展運動)することはC0とC1が役割を担い、左右に傾ける運動や捻る運動(側屈・回旋運動)はC1とC2が担います。
中位頚椎(C3-C6)はほぼ関与せず「しなる」ことがほとんどです。
下位頚椎(C7-T3)は頭を支える土台のような役割をしております。
※T:Thoracic vertebrae=胸椎、胸の背骨の事です。
簡単にまとめると
上位頚椎:頭・首を動かす事が役割
中位頚椎:上位頚椎に連動して動くことが役割
下位頚椎:上位→中位と連動した動きを支える役割
となります。
ではなぜ、首が悪くなると手のしびれが生じるのでしょうか?
👇に続きます。