発生メカニズム
デスクワークや長時間の運転、昼夜逆転の生活習慣などにより、身体的・精神的ストレスが絡み合い、抱えてしまう方に多く発症します。
▷身体的ストレスとは
血行不良
長時間に及ぶ会議や運転、授業や塾などの座りっぱなしによる影響で背骨が丸くなり、背中の筋肉が常に伸ばされたまま固まります。伸ばされた筋肉の中の血管や神経は圧迫され、血流が低下します。また、足を下ろしているだけでもふくらはぎの第2の心臓としてのポンプ作用能力は低下し、血流が滞る要因となります。
最初は肩の張りや背中の張りから始まり、肩こり・首こりと悪化し、最後は頭痛が生じます。また、パソコンやスマートフォン・タブレットなどを操作する時間が増えれば目の周りの筋肉が疲労し、ピント調整機能が低下することがあります。視力の低下や老眼に繋がり、結果として目・あご・首・肩周りの筋肉の血流が低下し、頭痛の原因となる場合もあります。
低血圧
落ち込んだ時やショックを受けた時は意識・無意識的に背骨を丸くすると思われます。それは背骨を丸くする事により、副交感神経が優位になりやすい環境を作っていると考えられます。デスクワークなどの背骨を丸くさせる習慣は、副交感神経優位となりやすく、本来、活動している時に働く交感神経を相対的に抑えてしまう事により、血管の収縮・拡張をさせる自律神経(交感神経・副交感神経)が乱れ、筋肉の血流が低下する場合があります。
▷精神的ストレスとは
生真面目な性格や几帳面の方、責任感が強い方は、そうではない方とのギャップに悩むことがあります。また仕事などを抱えてしまい、考える事をやめられず、絶えず脳を使う事により慢性的な疲労に繋がり、身体に不調を生み出す場合があります。また得てして、生真面目な方は自分が生真面目と思わず、気付いた時には不調が出ていたという事も多いです。
※そうでない方が生真面目な方などとのギャップに悩むことは少ないかもしれません。
▷セルフチェック
姿勢を正し、顎を引いた際に首の付け根に張りを感じたら緊張型頭痛の予備軍といえます。
▷セルフケア
①30分に1回は立つ・身体を捻るなど身体を固まらせない習慣を身につける。
②運動不足の方は、通勤時に自転車や歩行を取り入れる。または休日にウォーキングやジョギングを行い血流を改善させる習慣を身につける。
③常温のお水を飲むようにして内臓を冷やさず、血流を改善させる習慣を身につける。
④入浴する習慣を身につける。
➄趣味などリラックスできる時間をつくる。
などが挙げられます。
▷頭頚部に不調がある場合の当院での主な対応
①股関節周囲の筋膜の滑走性をチェック(座り方の姿勢のチェック)
②胸椎の柔軟性をチェック(猫背・丸腰・反り腰などのチェック)
③利き手・利き目・利き耳のチェック(個人差のチェック)
→関節・筋膜・神経・背骨の問題に対応して整体します。
頭痛でお悩みの場合、「青森 頭痛外来」で検索して下さい。専門医にかかる事が出来ます。まずは医療機関を受診し、脳血管の状態や椎骨脳底動脈瘤の有無など医師の判断を仰ぎ、検査する事をおススメします。
上記の問題が無く、当院HPのセルフケア等でも改善しない場合、ぜひお問い合わせ下さい。その他に考えられる要因(姿勢・習慣など)を詳しくチェックさせていただきます。