腰の骨は5つあり、生理的前弯と呼ばれる
「 少し反った 」構造です。
また腰の骨と骨の間には
「 椎間板 」といった軟骨組織があり、体重を支えています。
さらに椎間板の中には
「 髄核:ずいかく 」といったゼリー状の袋があり、
椎間板と同様に体重を支えます。
しかし、デスクワーク・運転などの姿勢で腰の骨が丸くなると
椎間板に圧がかかります。
その圧に耐えられなくなった時、袋から
「 髄核(ずいかく)」が後ろに飛び出てしまいます。
袋が破れた
=腰痛
飛び出たものが脊髄・神経根に触れた
=坐骨神経痛(お尻から足にかけての痛みやしびれ)
という不調が生じることがあります。
よって
①前屈みで再現されるなどが特徴です。
腰の骨は5つあり、それぞれの骨同士は
「 椎間関節(ついかんかんせつ )」
という関節でつながっています。
この関節は身体を反らす、捻るなどの動きを支えています。
しかし、
・反り腰
・長時間の立ち仕事
・繰り返し身体を反る動作
などにより椎間関節へ負担が蓄積すると炎症を起こすことがあります。
椎間板ヘルニアのように神経が圧迫されるわけではありませんが、
関節そのものが刺激されることで腰痛が生じます。
また加齢による変形や軟骨の摩耗によって不調が出現することもあります。
よって
①後屈(身体を反る)と痛い
②前屈(身体を丸める)で楽になる
③立位で痛みやすく、座ると楽になる
などが特徴です。


骨格特性や生活習慣は一人ひとり異なります。
例えば、
・扁平足
・脚長差
・仕事中の姿勢
・カバンを持つ癖
などが重なり、右側の腰痛につながることがあります。
また、
・机や椅子の高さ
・足を組む癖
・長時間の座位姿勢
などが重なり、左側の腰痛につながることもあります。
このように、不調は一つの原因だけで生じるとは限りません。
そのため当院では、骨格特性を確認したうえで実際の動作を評価し、
「どのような要因が重なって現在の不調につながっているのか」
を確認しています。
私は、施術だけで症状を改善するのではなく、
ご自身のお身体の状態を理解していただくことも大切だと考えています。
なぜなら、
身体の状態が分からないままでは、
不安からインターネットやSNSで情報を探し続けてしまうことがあるからです。
また、
「猫背だから」
「反り腰だから」
「骨盤が歪んでいるから」
と自己判断してしまい、
必要以上に不安を抱えている方も少なくありません。
当院では、
骨格特性、姿勢、動作、生活習慣などを確認しながら、
現在どのような状態なのか、
なぜ症状が生じていると考えられるのかをお伝えしています。
もちろん、身体は複雑なため全てを断定できるわけではありません。
しかし、
お身体の状態を整理しながら説明することで、
安心することができ、今後の方針を一緒に立てることができます。
理解・納得できるとセルフケアの大切さに気づけると考えています。
当院では、
次回の予約を強くおすすめすることはありません。
ここまで読んでくださった方はすでに理解されていると思いますが、
私は、施術だけで改善するケースは少ないと考えています。
なぜなら、
身体を良い状態に保つためには、
・食習慣
・運動習慣
・仕事やスポーツ習慣
・セルフケア
なども関わるからです。
また、
施術に通うことは習慣になっても、
ご自身で身体を管理する習慣は身につかないことがあります。
お身体の状態や生活環境を確認しながら、
無理のない通院頻度を一緒に考えています。
当院で大切にしていることは、
施術に依存することなく、ご自身でお身体を理解し、管理できる状態を目指すことです。
そのため、
初回終了時にはセルフケアや生活上での工夫などもお伝えしています。
所属学会・日本運動器徒手理学療法学会
・日本徒手理学療法学会
・日本Fascial Manupulation学会
・脊柱トレーニング研究会(メディカル部門)
・認知神経リハビリテーション学会
身体の不調は、痛みそのものだけでなく、不安や将来への心配を伴うこともあります。
そのため私は、症状だけでなく、
お客様一人ひとりの背景や気持ちにも目を向けながら施術を行っています。